0.25ctが0.5ctに大化け!?〜削るなんてとんでもない!夫が気付かぬ、我が家のゴツゴツ原石(ラフ)ダイヤ大作戦〜
「なぁママ、今度のお休みにさ、あの遺骨ダイヤモンドを作ってる『日本の工場』に見学に行かない? 職人さんがハチマキ締めて、頑固親父の骨をカンカン叩いてダイヤにしてる姿、ちょっと見てみたくてさ!」休日の朝、ダンナがまたしても、おめでたい勘違いを炸裂させた。
ゴツゴツ原石(ラフ)ダイヤ
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| ラフカット |
「あのねぇ、あなた。前に言ったでしょ、遺骨ダイヤはアメリカなどの海外の超ハイテク巨大ラボで作られてるの! 日本の職人さんが下町の町工場で汗水垂らして叩き出してるわけじゃないわよ!」
「えっ、海外製なの!? じゃあ、出来上がったダイヤを削ってピカピカにするのも海外の職人さん? もったいないなぁ、削った分の『削りカス』とか、どこに消えちゃうんだよ」
おっ、珍しくダンナが良いところに気がついた。
そうなのよ。普通のダイヤモンドは、丸い『ラウンドブリリアントカット』とかに成形する時に、元の結晶をガリガリ削って磨くから、どうしてもサイズが小さくなっちゃうの。
「フフフだからこそ、私は『ラフカット(原石のまま)』をおすすめしているのよ。おかげで先日、我が家に信じられない『ご褒美』が舞い込んできたんだから!」
「ご褒美!?何それ、また俺に内緒で何か企んだな!?」
不敵に笑う私を見て、ダンナがガタガタと震え出した。
勘違い続出!笑う(laugh)ダイヤではありません
「そもそもパパ、『ラフカット(RoughCut)』ってどういう意味か知ってる?」
「え?そりゃあ、英語の『Laugh』だろ? ゲラゲラ笑いながらノリでザクザク切ったダイヤのことじゃ」
「そんなハッピーなバラエティ番組みたいなダイヤがあるわけないでしょ! それは『Laugh』! 遺骨ダイヤのラフは『Rough(荒削りの、自然のままの)』という意味よ!」
映画のラフ・カット(粗編集)とか、ゴルフのラフ(芝がボサボサの場所)のラフね。
つまり、ラフカットダイヤモンドとは、ピカピカの多面体にカットする前の、周りの岩石を取り除いただけの『原石に一番近い状態』のダイヤモンドのことなの!
💎遺骨ダイヤのラフカットって、どんな見栄え?
- 全然丸くも四角くもない、いびつで変な形をしている。
- 表面はピカピカ・ツルツルすらしていない。
- 全体的に「ゴツゴツ」している。
「えぇーっ、そんな大金払って、ゴツゴツのいびつな石が届くの? 普通の綺麗な丸いダイヤの方が良くない?」と不満げなダンナ。
「チッチッチ。これだから素人は困るわ。このゴツゴツにこそ、最高のメリットが隠されているのよ!」
メリット①:大切な遺骨を1ミリも無駄にしない!&10%オフ
最大の理由は、「大切な人の遺骨から取り出した炭素を、1粒も無駄にせず全部ダイヤにできるから」。
綺麗に形を整えるためにガリガリ削られて、愛する人の成分がラボの床に粉になって消えていくなんて、耐えられないじゃない?
しかも、大体のメーカーのホームページには、ひっそりとこんな神のようなルールが書かれているの。
「※原石(ラフ)でのお届けも承ります。価格は上記価格表より10%引きとなります。」
「えっ!?削らないだけで、10%もお安くなるの!?」
ダンナのケチアンテナが激しく反応した。
「そうよ! 例えば、ある会社で『0.25ctのファンシーオレンジ(42.9万円)』をラフカットで頼むと、10%オフで38万6,100円になるの。初期費用が抑えられる上に、ここからとんでもない奇跡が起きたのよ」
衝撃のボーナス:0.25ctで頼んだのに、0.5ctで届いたんですけど!?
「注文して数か月後、我が家に届いたラフカットダイヤの鑑定書を見て、私、目玉が飛び出そうになったわ。なんと、0.5ctもあったのよ!!」
「えええええーーーっ!?2倍じゃん!間違えて届いたの!? 追加料金請求されるの!?早く返そう、怖いよ!!」
チキン全開で大パニックのダンナ。
「落ち着きなさいって!追加料金なんて1円もかからないわよ! ラボの規約にはこう明記されているの」
「ご注文いただきました大きさよりも大きなダイヤモンドとしてお作り致します。原石に個体差があるため、通常は少し大きめのサイズで完成いたします。万が一小さい場合は、差額をご返金いたします」
つまり、遺骨ダイヤのラボでは、注文されたサイズ(例えば0.25ct)の丸型ダイヤを確実に切り出せるように、あらかじめ一回り大きな原石の結晶(0.5ctくらい)を大盤振る舞いで作っているのよ!
普通の注文なら、そこから余分なところを職人さんがガリガリ削って0.25ctに仕上げるんだけど、私は「ラフ(削らないで)」って頼んだから、ラボが気合を入れて作った0.5ctの結晶がそのままゴロンと届いちゃったわけ!
ちなみに、ファンシーオレンジの0.5ctを普通に注文したら85万8,000円よ?
それが38万6,100円で手に入っちゃったんだから、実質47万円以上の大得よ!
「お、おいおいおい!待てよ!? ということは、最初から『1.0ct』で注文しておけば、削られずに『2.0ct(時価242万円)』の化け物みたいな巨石が届いてた可能性もあるってことか!?」
「それは試してみないと分からないけど(※必ず大きくなるわけではありません)、理論上はそういう夢のある話よね!」
ラフカットの良いところと悪いところを大解剖
すっかりラフカットの魅力(というかお得感)に取り憑かれたダンナのために、メリット・デメリットを整理してあげたわ。
◎良いところ
- 大切な遺骨の炭素を、余すことなく全てダイヤにできる。
- 注文より一回り大きいサイズで届く可能性大(追加料金なし!)。
- カットの工程がない分、手元に早く届く。
- 世界に一つだけの、ゴツゴツした大自然の質感が最高に渋い。
- ジュエリー加工もしない(石のまま)なら、出費が最小限で済む。
✕悪いところ
- リングやペンダントに加工しにくいから、基本は自宅の飾り棚に置いておくだけ。
- 「やっぱり後から丸くカットしたい!」と思っても、街の宝石店では100%断られる。
「え、なんで街の宝石店じゃカットしてくれないんだ?」
「当たり前でしょ! 万が一、カッティングの途中でひび割れたり砕けたりしたら、世界に一つの遺骨ダイヤよ? 宝石店側だって怖くて弁償できないわ。ラボの担当者さんも『後からのカットは絶対にお勧めしません』って言ってたしね」
飾り棚にしっかり安置しておかないと、うっかり失くしそうなのだけが注意点ね。
結び:天然ダイヤの3倍の価値を、原石のまま愛する
「なるほどなぁ。削らずにそのままのボリュームで残せるラフカット、めちゃくちゃ理にかなってるし、男のロマンをくすぐるゴツゴツ感だな!」
すっかりラフカットの虜になったダンナが、しみじみと頷いている。
「でしょ? よくSNSの動画でさ、海外のオシャレな男の人が、ジュエリーボックスをパカッと開けて、キラキラのダイヤを見せながら『Will You marry me?(僕と結婚してくれないか?)』ってプロポーズする動画があるじゃない」
「あるある、ロマンチックなやつな」
「あれをね、天然ダイヤモンドの3倍くらい高価で、ストーリーの詰まった『メモリアルダイヤモンドのラフカット』で再現するのよ。ボックスをパカッと開けたら、中にゴツゴツの、頼んでもいない大粒の原石が鎮座しているの。最高にロックだと思わない!?」
「プロポーズでゴツゴツの原石出てきたら、婚約指輪っていうか、なんか『鈍器』を突きつけられた気分になりそうだけどな!」
我が家の遺骨ダイヤ計画。
削らない愛(と、ちゃっかり得した大粒ボーナス)の精神を叩き込まれたダンナは、今日も「もし俺が1.5ctで頼んだら3ctになるのか?」と、電卓を片手にありもしない巨石の皮算用を続けています。
みなさんも、大切な人の生きた証を1ミリも無駄にしたくない時は、ぜひこの「ラフカット」という小粋でオトクな選択肢を検討してみてくださいね!

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