遺骨100%のダイヤじゃないって本当!?〜ラボの秘密を暴いた妻と、種結晶(シード)の存在に衝撃を受ける夫〜

「なぁママ、前に言ってた海外の『ラボ』って、要するに秘密の研究所だろ? そこでさ、俺の骨だけを100%ギューッと固めて、純度100%の『俺ダイヤ』を錬金術みたいに作ってるんだよな!?」ある日の午後、ダンナが両手を握りしめ、SF映画の主人公のような顔で語ってきた。

ラボの秘密

遺骨100%のダイヤじゃないって本当!?〜ラボの秘密を暴いた妻と、種結晶(シード)の存在に衝撃を受ける夫〜
種結晶(シード)の存在

「残念でした。遺骨100%のダイヤモンドなんて、この世に存在しないわよ」

「えええええーーーっ!?嘘だろ!?偽物ってこと!?」

「違うわよ!科学的な理由があるの! ラボの最先端テクノロジーをナメちゃいけないわ」

ショックで床に崩れ落ちたダンナ。

終活ガイド1級の私が、各社の製造工程を徹底的に調べ上げた結果、一番驚いたのがこの「100%ではない」という事実。でも、中身を知れば誰もが納得する素晴らしい理由があるのよ。

今回は、パニック中のダンナ(と、遺骨ダイヤの裏側を知りたいあなた)のために、ラボで本当に行われている超ハイテクな生成工程を分かりやすく解説するわね!

衝撃の真実①:なぜ遺骨100%では作れないのか?

「パパ、雪の結晶を作るときって、中心に小さな『氷の粒』がないと大きく育たないの、知ってる?」

「あ、理科の実験で習った気がする」

「それと全く同じ! ダイヤモンドの結晶を大きく育てるためにも、中心に『種結晶(シードクリスタル)』という、ものすごく小さなダイヤモンドの粒を置かなきゃいけないのよ。この種結晶の周りに、あなたの遺骨から取り出した炭素が巻き付くようにして成長していくの」

しかもこの種結晶、ただのダイヤじゃないわ。天然ダイヤモンドの中でもわずか0.1%しか存在しない、不純物が全くない最高ランクのトップクラス天然ダイヤが使われているのよ。

「なるほど! 俺の炭素を育てるために、最高級の天然ダイヤがアシストしてくれてるってわけか!」

「そういうこと! ちなみに、人間の体には約18%の炭素が含まれているんだけど(水分70%の次に多いのよ)、火葬した後の遺骨60g(または遺髪2g)から、数か月かけて不要な不純物や重金属を徹底的に取り除くと、最終的に抽出できる純度99.99%の炭素はわずか1g〜5g程度。これをコイン型に圧縮してラボの超高圧装置にセットするのよ」

衝撃の真実②:カラーは着色ではなく故人の成分で決まる!

「でもさ、ホームページを見ると『ブルー』とか『オレンジ』とか綺麗な色があるじゃん? あれって後から着色料を注射器でピピッて注入してるの?」

「失礼ね! 天然のカラーダイヤは、鉛や水銀、ビスマスみたいな体に悪そうな重金属で表面処理することもあるけど、遺骨ダイヤは着色処理なんて一切しないわよ!」

遺骨ダイヤの色は、なんと「その人の体由来の微量物質」が、結晶化する環境の中で奇跡的に化学反応を起こして発色するの!

🎨色の神秘(例えばブルーの場合)

炭素を精製する際、素材の成分分析を何度も行いながら、あらかじめ人体に含まれている「ホウ素」をあえて絶妙に残すようにコントロールするの。すると、結晶が育つにつれて、神秘的な美しいブルーに変色していくのよ!

「へぇー!じゃあ、その時々の成分や環境で、色の出方が微妙に変わるってこと?」

「そう! だから『前回と同じ色をもう一度』と思っても絶対に無理。世界に一つ、その時だけのオンリーワンの輝きが生まれるのよ。不純物を極限まで引き算すれば、透明なクリアダイヤも作れるわ」

衝撃の真実③:天然ダイヤより合成(ラボ産)の方が美しい!?

「でもさ、やっぱり本物の『天然モノ』に比べたら、実験室(ラボ)で作ったダイヤって品質が劣るんじゃないの?」

まだ少し疑り深い目を向けるダンナに、私はニヤリと笑った。

「パパ、時代遅れもいいところよ。今の技術(HPHT法:高温高圧法)は凄すぎて、ぶっちゃけ天然ダイヤモンドよりも、ラボでつくった合成ダイヤモンドの方が圧倒的に質が高い(良質)のよ!」

天然のダイヤは地球の気まぐれで生まれるから、内部に傷や濁り(クラックや空洞)が入りやすいの。でも、ラボでは温度や圧力を24時間自動で完璧に管理しているから、濁りが極限まで少ない最高の透明度(クラリティ)が実現しちゃうのよ。

実際のダイヤモンド鑑定士ですら、「濁りがなさすぎて綺麗すぎるから、逆にこれはラボ産(合成)だなと見分けがついた。それ以外はプロの目でも天然と区別が不可能」って降参するレベルなんだから!

もちろん、出来上がったダイヤは、あの有名な米国宝石学会(GIA)の基準に準じた第三者機関できちんと鑑別書が発行されるから、偽物かもなんて心配は100%無用よ。

夢の特注:ハート型カットも可能に!?

「ちなみにパパ、最近は技術が進歩して、価格表には載っていないけど特注で『ハート型』に切り出すこともできるようiyになったらしいわよ」

「おぉ!ハート型!可愛いじゃん!」

「ただ、ハート型にするためには、まずかなり大きめの四角いダイヤモンドを丸ごと生成して、そこから贅沢にハートの形へ削り出さなきゃいけないから、お値段はそれなりに、いかつい金額になるでしょうねフフフ」

「ひえっ、笑顔で恐ろしいこと言わないで!」

結び:長いお別れの旅と、感動の再出発

「資料を請求して、申し込みをしたら、総額の半額を前金で振り込む。そこからお骨(または髪の毛)を郵送して、長い長いラボへの旅が始まるの」

「どれくらい待つの?」

「数か月から半年以上ね。でも、その間も窓口から『今、炭素の抽出が終わりました』『今、装置の中でスクスク育っていますよ』ってメールで進行状況を教えてくれるから、寂しくないわ。そして、日本へ帰ってくる目処が立ったら残りの半額を振り込んで、ついにジュエリーになった我が子(または旦那)と感動の再会よ!」

手元に届いた後、ホームページの「お客様のご感想」欄に思い出や感謝の文章を投稿する人が多いんだけど、言葉にすることで心の整理がついて、前を向くきっかけになるのよね。

「なるほどなぁ。100%遺骨じゃなくて一瞬ショックだったけど、トップランクの天然ダイヤを相棒にして、俺の成分を引き出しながら世界一綺麗な輝きになって帰ってくるなら、むしろ大満足だわ!」

すっかりラボの技術力に心酔したダンナ。

「でしょ? だからパパ、もし私が先に死んだら、特注のハート型で、私の皮脂にも負けない最高級クラリティのダイヤにしてね。前金と残金の振込口座は、ここにメモしておくから!」

「お金を払うのは結局俺かよーーーっ! しかもハート型は高いって言ったじゃねーかーーーっ!」

我が家のラボ見学(脳内)ツアー。

ダイヤの美しさが「科学と故人の成分の結晶」だと知ったダンナは、今や「俺のホウ素は綺麗なブルーを出すだろうか」と、自分の体質改善(?)から終活を始めようとしています。

みなさんも、大切な人をダイヤモンドという形で残す際は、ラボの職人たちと最先端科学が織りなす「奇跡の引き算と足し算」のストーリーを、ぜひ信頼して委ねてみてくださいね!

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