夫に内緒で最高級の青を指定!〜遺骨ダイヤの歴史と、我が家の暗躍するカラー選択〜

「なぁママ、知ってた? 遺骨ダイヤモンドって、故人の骨に含まれる成分で作るから、その人の『日頃の行い』によって出来上がる色が変わるらしいぞ! 頑固親父だったから、きっと激しい赤色か、最悪、真っ黒な炭のまま出てくるかもしれない!」休日のリビング、ダンナがまたしても、どこで仕入れてきたのか分からない大嘘をドヤ顔で披露し始めた。

我が家の暗躍するカラー選択

夫に内緒で最高級の青を指定!〜遺骨ダイヤの歴史と、我が家の暗躍するカラー選択〜
我が家の暗躍するカラー選択

「あのねぇ、あなた。遺骨ダイヤはオカルトじゃなくて、最先端の『科学』なの。日頃の行いで色が変わるなら、あんたがダイヤになったら100%『ただの生ゴミ』として排出されるわよ」

「生ゴミ!?ひどい!じゃあ何、色って自分たちで選べるわけ?」

「当然でしょ! 5色の中から自由に選べるわよ。フフ、実は私、あんたに内緒で、すでに一番高貴な『ファンシーブルー』を指定して申し込んじゃったもんね!」

「えぇぇぇーーーっ!?ブルーって一番高いやつじゃん! なんで相談もなしに勝手に決めるんだよ!」

パニックを起こして電卓を乱れ打ちし始めたダンナを横目に、私はお茶をすすりながら、遺骨ダイヤの「正しい歴史」と「驚きの製造工程」について、じっくりと教育してあげることにした。

遺骨ダイヤの歴史:実は20年以上の歴史がある「手元供養」のエース

「いい? そもそも遺骨ダイヤって、最近ポッと出た怪しい技術じゃないのよ。世界で初めて開発されたのは2002年、アメリカの合成ダイヤモンドラボでのこと。もう20年以上の歴史があるの」

日本にはそのすぐ後、2005年に進出して専門窓口が法人化。実はこの時、空前のペットブームがやってくる前だったんだけど、同時にペット専門ブランドも発表されているのよね。

現在では日本国内に6社以上の窓口が存在していて、お墓の維持が難しい現代における「手元供養」の主役になっているわけ。

「へぇー、2002年か。意外と歴史があるんだな。でもさ、骨からどうやってダイヤを作るんだよ。骨は炭素じゃなくてカルシウムだろ?」

「あら、意外なところを突いてくるじゃない。まさにそこが、科学者たちが血のにじむような試行錯誤を重ねたポイントよ!」

🔬命の結晶ができるまで!驚きの製造工程

1.炭素の抽出(ここが特許技術!)

ラボに届いた遺骨は、ID番号で厳重に管理されて特殊な技法で熱処理。骨に残されたわずかな「純度の高い炭素」だけを丁寧に精製するの。この精製技術が2007年頃にアメリカで特許を取得したことで、ダイヤの品質やカラーをコントロールできるようになったのよ。

2.ダイヤモンドインキュベーター(超高温高圧法)

抽出した炭素を、地球の地中深くを再現した超巨大な機械に入れ、ものすごい高温と高圧をかけて数か月かけて結晶に育て上げるの。

3.カッティングと鑑定

出来上がったダイヤの原石をラフカットし、熟練の職人が美しく輝く形にカッティング。その後、世界的に権威のある米国宝石商協会(GIA)認定の鑑定士が厳しく測定・鑑定するわ。

4.日本国内でジュエリー加工

本国での鑑定を終えて日本に帰ってきたダイヤを、今度は日本の職人さんがリングやネックレスなどのジュエリーに取り付けて完成!

「うわぁめちゃくちゃ本格的な世界旅行を経て、我が家に帰ってくるんだな」

ダンナが珍しく感心している。

ぶっちゃけ各社で何が違うの?「比較すべき点」と「どうでもいい点」

「国内に6社以上あるなら、どこを選んでも同じなのか?」と、またケチなアンテナを張り巡らせるダンナ。

「全然違うわよ! 私が資料を請求しまくって見極めた、各社の『比較ポイント』を教えてあげるわ!」

🌟ここを比較しなさい!

  • ジュエリーのデザイン数: 数種類しかないところから、100種類以上選べるところまで大差あり!
  • 加工の場所: 海外で一気にジュエリーまで仕上げて輸入するのか、ダイヤの状態で輸入して日本国内で取り付けるのか。(国内取り付けの方が、万が一サイズが合わなかった時のやり直しが効くから安心!)
  • 選べる色の数: 1色しか作れないところから、5色フルコンプしているところまで様々。
  • 担当者の有無: 直接会って相談に乗ってくれるか、すべて郵送・メールのみか。

「なるほど。じゃあ、逆に比較しなくていい『どうでもいい点』は?」

⚠️ここはどこも同じだから気にするな!

  • 特許技術やクオリティ: どの会社も「100%遺骨の炭素のみ」で作る技術は確立しているから心配無用。
  • お値段: 見ための基本料金は違って見えても、「同じ色・同じカラット・同じジュエリー」で最終見積もりを合わせると、合計金額はどこもそんなに変わらないわ。
  • 製作期間: 半年から1年くらいかかるけど、同じような機械を使っている以上、期間の差は「多めに見積もっているか、最短をアピールしているか」の表現の違いだけよ。

「大事なのは、全部で2種類しかないデザインから妥協して選ぶような事態を避けること。カラー、大きさ、ジュエリーのデザインが豊富に揃っていて、こちらの想いに寄り添ってくれる窓口を選ぶことよ!」

1年間の待ち時間も安心!不思議なタイミングで届く進捗報告

「でもさ、注文してから完成まで半年から1年もかかるんだろ? その間、高額な金を払ったまま『本当に作ってるのかな騙されてないかな』って夜も眠れなくなりそうなんだけど」

チキンハートなダンナがブルブル震えている。

「そこは安心しなさい。信頼できる窓口だと、ラボでの工程が進むごと(2週間〜1か月ごと)に、『今、炭素の抽出が終わりました』『今、機械の中で育っています』って丁寧に進捗報告が届くのよ」

しかもこれが不思議なもので、ふと「あの子、今どうしてるかな」と思い出したような絶妙なタイミングでメールが届くのよね。心が少しずつ癒されていく、温かいサービスだと思わない?

ちなみに最近は、お墓の維持が難しい「墓じまい」の後に散骨をして、その一部を「手元供養」としてダイヤにする人がすごく増えているの。40代〜50代のアンテナが高い女性の間では、もう新常識になりつつあるわ。

さらに、ハムスターやワンちゃん、猫ちゃんといった「大切なペット」の遺骨から作るケースも大人気。リピーターになるご家族も多いんだから。

結論:私がブルーを内緒で選んだ本当の理由

「話は分かった。遺骨ダイヤが素晴らしいのも分かった。でもママ、やっぱり気になるのは、なんで俺に内緒で一番高い『ファンシーブルー』にしたかってことだよ! 家計への大打撃だよ!」

キーキー騒ぐダンナに、私はとびきり優しい微笑みを向けてあげた。

「あのね、あなた。遺骨ダイヤは、故人の生きた証であり、残された私たちの心を癒すためのものなの。ダイヤモンドやデザインを選ぶそのひととき自体が、悲しみを乗り越えるための大切な時間なのよ」

「う、うんそれは良い話だけど」

「だからね、もし、万が一、あんたが先に逝っちゃった時、私がそのダイヤを毎日身につけて『あぁ、今日もパパがそばで見守ってくれているわ』って心から癒されるためには私の大好きな『ブルー』じゃないと、絶対にダメでしょ?」

「えっ俺が死んだ後の話!? しかも、俺の遺骨で作るダイヤの色を、俺が生きてるうちに、お前の好みで勝手に指定したの!?」

「そうよ? あんたが頑固親父だから赤になるとか、生ゴミだから黒になるとか、そんなの嫌じゃない。綺麗なブルーになって、私の胸元で一生輝き続けなさい!」

「まだ死んでないのに、すでに200万円オーバーのブルー確定コースに乗せられている! 俺、絶対に長生きして、そのブルーのインキュベーター(機械)を破壊してやるーーー!」

我が家のダイヤモンド計画、夫の生存戦略と私のカラー選択の戦いは、まだまだ決着がつきそうにありません。

みなさんも、大切な人の思い出をカタチにするなら、周りに流されず「自分が一番癒される色とデザイン」を堂々と選んでくださいね!(あ、もちろん旦那様への事後報告もお忘れなく!)

コメント

人気の投稿