老後資金が6000万円足りない!?我が家の大赤字発覚と、そこからの逆転ダイヤモンド計画
「そんなお金、あるわけないでしょうがーーーーッ!!!」平日の夜、我が家のリビングに私の絶叫がこだました。あまりの引裂くような声に、ソファでゴロ寝していたダンナが「ひぇっ!」と飛び起き、部屋の隅でスマホをいじっていた娘がガタッと身構える。
我が家の大赤字発覚
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| 逆転ダイヤモンド計画 |
「ど、どうしたんだよ一体」
怯えるダンナの前に、私はノートパソコンを突きつけた。映っているのは金融庁の「老後資金シミュレーター」の画面だ。
「我が家の老後資金をシミュレーションしてみたのよ。グラフを見て! 62歳くらいで退職金がドドーンと入るまではいいわ。でもね、その後の累積赤字を示す右肩下がりの線を見てちょうだい。私たちが寿命を迎える頃」
「マイナス2000万円か?」とダンナ。
「ううん、今よく見直したら『マイナス6000万円』になってるわ」
「ろ、ろくせんっ!?」
ダンナは完全に白目を剥き、言葉を失った。
「最終的には6000万円足りなくなる我が家の稼ぎ頭として、何かコメントはございますか?」
私がジリジリと詰め寄ると、ダンナは完全にフリーズ。これ以上の修羅場を避けるため、私はフイッとその場を立ち去ったのであった。トホホ。
衝撃の現実!おひとり様になるとさらにピンチ!?
我が家は夫婦ですが、もしどちらかが先立って「おひとり様」になったらどうなるのか? 気になってさらに調べてみたら、驚きの事実がわかりました。
世間で言われる「老後2000万円問題」は、あくまで夫婦ふたり分の話。
実はおひとり様の場合、最低でも2300万円以上が必要になるのです。
おひとり様のリアルな収支(毎月の目安)
- 毎月の支出:約14万円。持ち家や実家を想定(住居費1.3万円計算)。
- 毎月の収入:国民年金:約5万円。厚生年金:約10万円。※平均的な受給額の目安。
- 毎月の不足分:国民年金の場合:マイナス9万円。厚生年金の場合:マイナス4万円。毎月これだけ貯金から消えていく
※女性の平均寿命である87歳まで生きるとすると、65歳からの22年間で、国民年金なら約2300万円、厚生年金でも約980万円がシンプルに不足します。しかも、これには自宅のリフォーム代や、万が一の葬儀費用などは入っていません。
「40歳から貯金だけで2300万円を貯めようとすると、毎月77,000円の貯金が必要なのよ。私たちが20歳の頃なんて、4畳半一間のアパート代をもう1部屋分払うようなもので、そんなの絶対ムリだったじゃない!」
私の熱弁に、ダンナは小さく震えながら「資産運用投資の教科書には『早めに始めましょう』って書いてあるしな」と呟く。
そう、iDeCoやNISAなどの税制優遇を使った資産運用を年利5%で回せれば、月7.7万円の積立は20年で2,800万円にまで増やせます。
でも、私は声を大にして言いたい。「老後はどうなるんだろう?」と心配し始めたその時から準備を始めても、すでに手遅れなほど時間は足りないのです! 特に時間が少ない50代からは、無理な運用より「貯金の割合」を高めた方が安全というシビアな現実もあります。
ないのはお金だけという生き方の勇気
絶望のどん底に叩き落とされた我が家ですが、ここで一つ、埼玉県越谷市(実は国民健康保険発祥の地!)の終活ガイドさんから教えてもらった、素敵な本をご紹介します。
『74歳ないのはお金だけ、あとは全部そろってる』
主人公のミツコさんは、娘4人を育て上げ、ご主人を見送ったあと、単身公営住宅で暮らしています。日々のやりくりは、年金と週3回のシルバー派遣の収入を合わせた月8万円。
牧師の家庭で育ったミツコさんは、「家にお金がなくても、うちより困っている人に分け与える」という環境だったため、お金がないことを嫌だとは思いません。「お花はたまにしか買えないけれど、だからこそ、買えたときがものすごく嬉しい。今は、お金がないほうが幸せ」と、明るい笑顔でハツラツと暮らしています。
「あるものに感謝して、食事と運動で健康を維持する。これ、すごく勇気をもらえない?」
私が本を紹介すると、娘が深くうなずいた。
「確かに。お金がないって嘆くより、マインドを変える方が幸せかもね」
「よし、我が家もマインドを変えて」と便乗しようとするダンナの頭を、私は小突いた。
「私たちはまだ現役なんだから、マインドを変える前に、できる努力を徹底的にやるのよ!」
我が家がハジめた「チリツモ節約」と「ダイヤモンド計画」
というわけで、我が家が今すぐ始めた具体的な対策がこれです。
1.固定費(特に通信費)の徹底見直し
住居費はすぐには変えられませんが、水道光熱費や通信費はすぐ見直せます。月2,000円節約できれば、年間2万4,000円。
ちなみに私は、カフェやファミレスのWi-Fiを無制限で使える月額500円のプラン(ギガぞう)を活用して、スマホのデータ通信費を極限まで削っています。この小さな節約こそが、確実な貯金になるのです。
2.老後を見据えた住まい選び
老後に大掛かりなバリアフリーリフォームをすると、想定外の大金が飛びます。家を建てる時や引っ越す時から、はじめからヒートショック対策やバリアフリーが整った物件を選ぶのが、実は一番安上がりです。
3.そしてダイヤモンド計画(自称)の始動!
「足りない何千万円をどう補うか。そこで、私が目をつけたのがこのブログで『遺骨ダイヤモンド』や『メモリアルダイヤモンド』を紹介する【ダイヤモンド計画】よ!」
「ダイヤモンド計画!?」
ダンナと娘の目が点になる。
「そう! 終活の知識を活かして、お墓の悩み(墓じまい)や、特別な供養(オレンジダイヤなど)の情報をブログで発信するの。これで毎月数万円の臨時収入をコツコツ作って、老後の赤字を埋めていく作戦よ!」
最後に:定年後も現役!
「それにね、私は定年が来ても、映画『PLAN 75』の倍賞千恵子さんみたいに、ホテルの清掃でもなんでもしてしっかり働くつもりだから!」
映画の予告編を観たのだけれど、そこにはお年寄りにそっと寄り添い、陰で見守る若い人たちの姿と、若者からも頼りにされるお年寄りの姿がありました。
終活は、自分のためだけじゃなく、ご近所や身内のためにこそ活かせるもの。私も生涯現役で、誰かのサポートをしながら稼ぐわよ!
私が拳を握りしめると、ダンナがそっと手を挙げて言った。
「あのママ。ブログの『ダイヤモンド計画』、俺も手伝うよ。パソコンのセッティングとか、データの整理ならできるし」
「あら、珍しく協力的じゃない」
「だってさママがブログで稼いで、定年後も働いてくれたら俺の老後も、なんとかなりそうだから!」
「あなたも働きなさいよ!!!」
我が家の老後資金大戦争、マイナス6000万円の壁は高いですが、夫婦で(半ば強制的に)力を合わせて、今日もせっせとブログを更新します。
何から始めたらいいか分からない、固定費の見直しが苦手という方は、早めに信頼できるファイナンシャルプランナー(FP)さんに出会っておくのもおすすめですよ。伴走者がいるだけで、老後の安心感は全く違いますからね!

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